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■平成解体新書−建設廃棄物は戦後最大の忘れ物−
 
桑原一男 著
ISBN978-4-89086-232-0
A5版・186P
定価1,836円(本体1,700円+税) 送料400円
 
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【書籍内容】
京都議定書に始まり、地球温暖化問題が世界の主要テーマになっています。経済発展と環境のバランスは、「言うが易し、行うは難し」の一面があります。環境と資源も大きな問題として、地球全体が直面している課題であります。

国内を見れば産業廃棄物の不法投棄が多発し、その中でも建設系、建物の解体工事から発生する産業廃棄物がその主要部分を占めています。つまり解体廃棄物は戦後最大の日本国民の忘れものなのです。そして国民は「産業廃棄物」と聞いただけで拒絶反応を起こします。(中略)

建設リサイクル法が施行後5年経過を機に、解体工事を取り巻く諸情勢を書いた次第です。

-「はじめに」より -
■CONTENTS■
第1章 解体工事はパンドラの箱
1-1 解体工事はパンドラの箱だ!
1-2 こわし屋の時代
1-3 移築職人 神永真一
1-4 移築職人 岡野都蔵
1-5 古材が売れていた?!
1-6 古民家ブーム−高度な解体技術と移築解体
第2章 解体工事業界の現状
2-1 建設業法における解体工事の位置づけ
2-2 解体工事業における資格について
2-3 アンケートから見る解体業界の現状について
2-4 解体工事の現状について
2-5 解体工事では歩掛が無視されている
2-6 建設解体廃棄物の不法投棄等の状況について
第3章 建設リサイクル法は解体業界の救世主か?
3-1 建設リサイクル法
3-2 分別について点検してみよう
3-3 建設リサイクル法における消費者の責任(解体は一生で一番ごみを出す!)
3-4 木造建物解体での解体方法で人件費、処理費の違い(やっぱり分別機械解体)
第4章 廃棄物処理の問題点
4-1 排出事業者責任について
4-2 自己処理の原則について
4-3 廃棄物処理法を排出事業者はどのくらい理解しているか
4-4 適正処理を支える「廃棄物処理管理士」制度を!
4-5 最終処分場がない
4-6 中間処理施設─オンラインで行政と集中管理
4-7 昭和60年代からの廃棄物行政と現場の流れ
4-8 解体&産廃業 人材育成と従業員確保
4-9 建設業は経営事項審査で経営が公開されている産業廃棄物処理業界は?
第5章 木造解体廃棄物の排出について
5-1 木造住宅における解体工事からの廃棄物排出量
5-2 手こわしによる組成分析
5-3 建材戸籍と処分方法の識別を
5-4 アスベスト含有建材の対応について
5-5 木造住宅解体は一体どのくらいかかるのか
第6章 分別解体の浸透度
6-1 解体新法で分別解体から処理システムまでをカバー
6-2 東京都、建設廃棄物の不法投棄対策に関する緊急提案
6-3 埼玉県が出した建物解体の適正処理に関する報告書(平成10年3月)
第7 章解体工事の安全がおろそかにされている
7-1 解体工事の災害
7-2 解体工事に係る死亡事故件数は増加傾向(全解工連の分析)
7-3 解体工事の事故の要因(全解工連の分析)
7-4 建災防報告書
7-5 労働安全衛生法からみた解体工事
7-6 「解体工学」を大学に設置
7-7 環境教育の必要性(結びに代えて)
 
1997年12月9日発信開始 株式会社日報
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